ミルクとお砂糖で、この苦味もっと和らげてよ。
曖昧な言葉で、この痛味どうか紛らわしてよ。
アナタが好きというこの苦いだけの飲み物は、
角砂糖をいくつ溶かしてもアタシの口には合わないのです。
伏し目がちの横顔に凛々しさを憶えた夏、
アタシがコーヒーを飲む訳に、アナタは気付かないの。
アナタが思うほどアタシは器用じゃないけれど、
アナタが思うよりもきっと可愛いところもあるのです。
乾いたその手の平を知りたいと思った冬、
アタシがコーヒーを飲む訳に、あなたは気付かないの。
アイも変わらぬアタシはアナタに言えない秘密を二つ、
角砂糖のように溶かして、掻き混ぜて、ぐっと、流し込むのです。
気付かないで・・・このまま、子ども染みた舌も、嗜好も。
アタシはただ、アナタの横でコーヒーを、一緒に飲みたかったの。
アナタが好きだったの。
(ライブ音源をうpしました)
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角砂糖 by maitaso
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